【シリーズ バッコ石】岩手県岩手町一方井 「爺っこ石」と「婆っこ石」の昔話
岩手県岩手町一方井(いっかたい)、黒石温泉の近くにある「爺っこ石」と「婆っこ石」。
この石も昔話が伝わっています。
昔「多弓(おゆみ)」という男がいた。結婚していたが不倫相手の女がいた。ある日、たいへん嫉妬深い多弓の妻は、多弓の不倫を叱責した。弱った多弓は不倫相手を連れて山に登り、2人で石になって隠れた。妻は鬼のような化物になり、女の石を山の下に投げ飛ばすと、まわりの草や木もみんな石になってしまった。
ちょっとすごい昔話。これ、町の広報に載ってた話なんですが、ちょっとすごい話で。旦那の不倫に我慢できなくなった妻が鬼に変わり、石になって隠れていた不倫相手を山の下までぶん投げるって。
ちゃんと道案内の看板もあった。
昔話自体はどこかで読めたりするんだろうか?
爺っこ石も見に行こうと思ったら草木が生い茂ってて登れませんでした。またあとで行こう。
【シリーズ バッコ石】秋田県湯沢市 小野小町の産みの母の墓石と言われている姥子石
秋田県湯沢市小野(旧雄勝町)は歌人 小野小町の生誕地とされています(ちなみに生誕地については諸説あり、そのうちの一つです)。父親は小野良実(おのよしざね)、母親は大町子(おおまちこ)と言います(これも諸説あります)。
大町子は小町が幼い頃に亡くなってしまいました。彼女の墓石は「姥子石(ばっこいし)」と呼ばれ、今も祀られています。
小町の母の墓地
小町の母は時の村長の娘で、出羽郡司・小野良実と結婚しましたが、小町が幼い頃に亡くなってしまいました。
ここば姥子といわれ、小町の母、大町子の墓地、墓碑といわれています。木の周りにある自然石には梵字が刻んであるものもあります。
幼くして母を亡くした小町は、父が都より呼び寄せた乳母によって養育されたことで、和歌や踊り、都ことば、しきたりなどを身に付け、小町の美しさはいっそう輝きました。
なんか、結果良かった的な感じを受けますが、歴史は何がどう運ぶか分からないですからね。
これが姥子石。大町子の墓石、墓碑とのこと。