Icecream Headache

by dummy run

「金ちゃんヌードル」なら岩手県の某所でも食べられたよ。

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金ちゃんヌードル」この記事によると東日本だと食べられないみたいですが、食べられるところありましたよ。

ほら、これでしょ、これ。

 

ちなみに売られてた場所は

 

自販機!

岩手県九戸村、国道沿いにある商店の自販機に名立たるカップヌードルに並んで金ちゃんヌードルもラインナップされてました。価格は1個200円。もちろん買うとお湯が注がれて出てきますよ(なんかぬるかったけど)。

これ食べたのは2015年12月。今もあるかどうか分かりませんが、ラインナップの色あせ方を見るにずっと置いてそうな雰囲気。業者の人が補充してるのか、商店の人が補充してるのか分かりませんが、輸送費の問題などで東日本には置かれていないはずの金ちゃんヌードル、どういう経緯でここに置かれているのか気になるところではあります。

 

しょおじょお食堂 の 「特製しょおじょお丼」

岩泉町にて、泥出しのボランティアでヘトヘトになり、ご飯食べて帰ろうと町内をウロウロしていたら、うれいら商店街の端に「しょおじょお食堂」という名前の食堂を見つけた。「…しょおじょお?」と思いながら中に入り壁のメニューを見ると「特製 しょおじょお丼」というのがある。「しょおじょおって…具材?」と思いながら、特に店主には何も訊かず、しょおじょお丼を注文。

しばらくして運ばれてきたのがこちら。

生姜焼き丼…?でもタレはしょっぱいというより甘い。これが「しょおじょお」なのか?などと思いながらあっという間に完食。美味しかった。

気になったので店主の人に「『しょおじょお』ってなんですか?」と訊いてみたところ、「うちの親父が舞台やってて、その『しょおじょお』なんですよ」との答え。店主が忙しそうだったこともあり、あまり話を長引かせるのも悪いと思って「あー、なるほど」と答え店を後にしたものの、「…舞台?」と余計に謎が深まった。

帰ってきてからいろいろ調べてみたところ、「しょおじょお」は「猩猩、猩々(しょうじょう)」。ウィキペディアによると、猩々は伝説の生き物であり、オランウータンの漢名でもあるそう。また、能の演目の題材ともなっているそう。

ということはお店の名前は親父さんが能で猩々を演じていたことから付けられた、ということなんでしょうか。随分ひねってるけど面白い。

ちなみに猩々、岩手では昔話としても伝わっている。「猩々を見たいある男が猩々の好きな酒を樽に入れて砂に埋めておいたら、海から出てきた猩々がそれを飲み、酔っ払って樽に落ちた。男がそれを見に行ったら猩々は飛び出して海へと逃げ帰った」という話らしい。

台風10号で被災した岩手県岩泉町にボランティアに行ってきた

台風10号で大きな被害を負った岩手県岩泉町にボランティアに行ってきました。備忘録的に当日の流れを記しておきます。

  • 岩泉町災害ボランティアセンターが開く8:30に合わせて出発。ボランティアセンターの徒歩圏内には駐車場が3箇所あり、そのうち一番遠いところが8:00の段階で空きあり(クロネコヤマト近辺)。龍泉洞方面には広い駐車場があってそっちからはバスでの送迎がある模様。
  • ボランティアセンターで受付。上の写真のように手順が書かれているが、列があやふやなところあるので注意。まずは右側2列で 1.新規登録ボランティア保険への加入を行う(無料)。住所、氏名、年齢、生年月日、電話番号、緊急連絡先等。身分証明書必要なはずだけど(略)。
  • 次に左の2列に移動して 2.グループ分け。依頼者の書かれた紙に並んだ順番で氏名、住所、参加何度目かを記入する。今回初めてで無い方はいきなり2に並んでいいと思う。保険に期限があるので数ヶ月後に参加する方は保険が切れてないか注意が必要かも。
  • グループ分けの名簿に記入すると、シール(グループ番号が記入されている)を貰うので、その日の日付と氏名を記入(3.シール記入)。氏名はカタカナがベスト。あと、シールは衣服に貼るので、着ていくものに注意。
  • 建物の裏がオリエンテーリング場所となっているが、その途中でボランティア参加者向けに水、軍手、マスクなどの無料支給がある。足りないものがあったらそこから持っていける(4.軍手・マスク)。
  • 5.オリエンテーリングの内容(多分これは都度都度やってるのかも)
    ケガに注意: 釘の踏み抜きや、ホコリで気管支がやられるケースがほんとに多いとのこと)
    家財道具の処分は依頼者に相談すること: 依頼者が何を大事に思っているかは私たちには想像できない(実際、ボランティア先では水を被った板やドア、扉は捨てないで欲しいとのことだった)
    依頼者とは会話をしながら進める: 作業も大事だが親身になって話を聞くことも大事。また、被災した建物を解体するかどうかを依頼者は決め兼ねているから、最終的に取り壊しになるとしても極力キレイにすること。
  • その後グループごとに呼ばれ、どこに向かうか、どういった作業が求められているかの説明がある。あとグループリーダーを決める。決め方は適当だけど過去に参加したことがある方が順当。
  • 作業する場所へ持っていく道具選び: 手荷物に加え、社会福祉協議会で保管してある道具を持っていける。作業内容によって持っていく物を考える必要あり。一輪車、スコップ(多種多様)、バケツ、雑巾、土嚢袋、ほうき、ちりとり、ブラシ、バールなどがあった。リーダー経由で追加の道具・資材を持ってきてもらうことができる。
  • グループごとにマイクロバスで作業場所まで出発。車が入っていけない場所もあるので近場から徒歩になることもある。また、たいてい駐車場から遠いので、自家用車を拠点には使えない。
  • なんだかんだで9:30、依頼者と作業内容を確認して作業開始(今回は周辺の泥の片付けと室内の泥出し)。最初に言われた作業内容と違うこともある。大きくズレたことは出来ないので、ボランティアセンター側と依頼者に相談しながら進める。
  • 1時間作業したら10分程度の休憩、というペースで進める。
  • 昼休みは1時間。昼食は各自用意しなければならないが、現場から少し離れたところに依頼者が所有する建物があり、そこで休憩できた。
  • 午後もひたすら作業。
  • 作業の終了は15:00くらい。借りた道具の泥を落とし現場にまとめておくとセンターのほうで回収していくらしい。グループリーダーが作業完了報告をしにセンターへ向かうが、残りは現地解散でいい様子。
    (追記: 後日また行ったら借りた荷物はボランティアセンターに持ち込んだ上で洗浄する作業が追加になってました)

とにかく「無理しない」「休みながら」を前面に押してて、安心・安全に作業ができた。怪我でもしたら作業効率も下がるし、何より依頼者に余計な心労をかけてしまう。

今回の作業、依頼者がとてもいい方だった。私達の身をとても案じてくれていた一方で、被災した建物をどうするかについても決め兼ねていた。修繕となると結構な額になるわけで。こういったことへのサポートや相談窓口って自治体主催であるんだろうか。変な業者につかまったりしなければいいな、と思うけど自分じゃどうしようもないしな。

ボランティア自体はやっぱりまだまだ足りてない状態。1カ月経とうとしているけど、放置されている家や車もまだまだある。震災の時は写真を洗浄するボランティアなんてのもいたけど、今回はそういうのをやるグループはいるんだろうか。災害の規模に関わらず、被災者が同様のサポートを受けられるといいのにな、と思う。

とりあえず、また行こうと思います。